『ボン・ヴォヤージュ』

Bonjour! Γεια σας! こんにちは。


突然ですが、しばらくギリシャに住むことになりました。
ギリシャでも皆さんと一緒にフランス語学習を続けるつもりです。
今後ともよろしくお願いいたします！


本日のテーマは、ギリシャの独立戦争とフランスの歴史について。

ギリシャは、1453年にオスマン帝国に占領され、1821年の独立戦争、翌年1822年の独立宣言まで、長らくトルコの支配下にありました。
オスマン帝国はイスラム教の国ですが、幸い、ギリシャの人々を強制的に改修させることはなく、ある程度の自治が認めていました。
しかし、キリスト教美術の壁画の人物の顔が剥ぎ取られたり、ギリシャ人が奴隷として取引されたり、ギリシャにとっては屈辱的な歴史のページとなりました。

ギリシャの歴史を伝えるアテネ歴史博物館。旧国会議事堂を見学できます。


長きに渡りトルコ人の支配を受け入れざるを得なかったギリシャ人を開眼させたのは、1789年に勃発したフランス革命とそれに続くナポレオン戦争。
フランス革命に触発されたヨーロッパ全土のナショナリズム、そして、キリスト教世界の奪還を掲げたナポレオンによる遠征が、ギリシャの独立の機運を一気に爆発させました。

ナポレオンはギリシャの奪還も計画していましたが、結局叶わず。

しかし、ギリシャ軍の反乱とそれに追随する民衆の蜂起によって、ギリシャはおよそ400年に及ぶ支配から独立しました。

ヨーロッパの中でも地理的に離れているギリシャとフランスですが、両国の関係は非常に良好だと聞きました。


ちなみに、ギリシャとトルコは現在もなお様々な国際問題を抱えていますが、ギリシャにはトルコ文化が至る所に見られます。

特に、グルメ！ギリシャのファーストフード・スブラキピタをご存知ですか？
スブラキσουβλάκιは日本の焼き鳥のように串刺しにして焼いた肉のことですが（牛肉、豚肉、羊肉もあります）、これはトルコ発祥なのだそうです。
このスブラキをピタパンで巻いたものがスブラキピタです。

ギリシャの国民食とも言えるスブラキピタ、私も大好きです。
ぜひお試しあれ！

スブラキピタ。安くてボリューたっぷりです！！