Frantière official blog

『ボン・ヴォヤージュ』

2019.01.08 ブログフランス語圏の日常
みなさん、明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願い致します。

昨年末は、5周年企画のスタンプラリーに多くの生徒さんにご参加いただきまして、誠にありがとうございました。
アンケートにご記載いただきました内容につきましては、スタッフ一同真摯に受け止め、今後の運営に活かさせていただきます!


さて、12月中に更新しようと思いつつも、さすが「師走」。
気が付けば、すっかり新年を迎えてしまいました。
(言い訳もほどほどに、、)
時季外れのネタで恐縮ではございますが、本日はベルギーからブログをお届けします!


ベルギーでは12月24日、25日のクリスマスも家族でお祝いをしますが、もうひとつ12月6日にサン・二コラの日という子供のためのお楽しみイベントがあります。

サン・二コラ・・・サンタクロースのモデルとなった人物で、服装や見かけはほとんどサンタクロースなのですが、ベルギーに住むまで存在自体、知りませんでした。
そこで、どんな人物なのか今回調べてみました♪

  主に北および東フランス、ベルギー、ルクセンブルグ、ドイツ、オーストリア、オランダ、ポーランドで祝われるお祭りです。
サン・ニコラは現在のトルコで生まれた300年頃の聖人で、実際に貧しい子供達を救っていたそうです。
この聖人ニコラの命日である12月6日を「聖ニコラの日」として祝うようになりました。

前日の12月5日の夜に、サン・ニコラは子供たちの家を周り、いい子にしていた子供たちにごほうびとして、お菓子を置いていきます。
サンタクロースと違う点は、オランダがオレンジ貿易で関係の深かったスペインから、トナカイではなく海の上は船に乗り、陸路はロバに乗ってやってくるところです。

また、子供たちは暖炉の前にサン・ニコラへの飲み物と、ロバのための水とにんじんを用意して靴下を下げておくようです。
そして、サン・二コラは、顔の黒いピート(鞭打ちじいさん) も一緒にやってきます。 olliebrands0によるPixabayからの画像)

いたずらっ子を鞭で懲らしめ、また悪い子は連れ去られてしまうという逸話があり、子供から怖がられています。(ちょっと日本のなまはげに似ていますね!?)

サン・二コラの日はシナモン味のスペキュロスというお菓子を食べるようですが、スーパーなどではサン・二コラの包装のチョコも沢山見かけました。


  このお祝いがある地域の子供達は、サン二コラとサンタクロースから1か月に2回プレゼントがもらえ、楽しいイベントがあって良いですね。
きっと子供達の親も12月が近づくと、「いい子にしないと、サン・二コラからもサンタクロースからもプレゼントがもらえないわよ!」と口を酸っぱくしていることでしょう。

  保育園、幼稚園、小学校やショッピングセンターなどでもこのイベントは行われており、子供達は怖がったり、手を振って喜んだり、お願い事をしたり、様々な反応を見せていました♪


今年も皆様とレッスンにてたくさんお会いできることを楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いいたします!

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